車輌を持込…。

ニュートラルスイッチを破損してしまったR100RSを本日行き付けの店に持込しました。

f:id:glbt_2010:20200318195000j:plain

工程を聴くと潤滑油を総て抜かないとならない厄介な作業らしいです。(涙)

序でにフィルターも交換も実施してくれると良いな…と、思ったりしています。

併せてタイヤのエアバルブ交換もこの際空気の充填がし易いL型に交換を依頼しました。

オリジナルは直立型です。

f:id:glbt_2010:20200315112037j:plain

これをL型に変更してスタンドなどでエアチェックをし易くします。

f:id:glbt_2010:20200315112027j:plain

日程的には7日間近く掛かると思うので焦らず急がすの旨を店の方に申し伝えました。

お店に到着した際、開店準備中だった事もあり、車輌を店内から引き出ししている最中。

レアな車輌を見付けました。中古のナンバー無しでしたが我が青春時代のマシン。

SUZUKI-GSX750S。俗称katana(刀)と呼ばれた車輌です。

f:id:glbt_2010:20200315091750j:plain

1100ccと当時日本国内では750cc以上の正規販売が不可能だった時代に販売されました。併せて車体周りも車輌運送法という法規の縛りでハンドル周りに大きな違いがありました。

以下の写真はオリジナルのGSX1100S。

f:id:glbt_2010:20200315114108j:plain

そして下の写真が750S。

f:id:glbt_2010:20200315114127j:plain

ハンドルが同じ寸法&設計だったのでボルトオン。所謂ポン付けが可能でしたが、お役人の小遣い稼ぎで1100Sへのハンドル交換は整備不良対象にされ、お布施を強要された(泣かされた)オーナーが多かったです。

平成に時代が変わる前後、ユーザー車検が容易になると共に車輌運送法も改正がなされ、ハンドル交換は幅と高さが基準を満たしていれば不問…と改正されました。

 

閑話休題

今回見た車輌も750ccバージョン。初期のロットでした。

判別はメーターと、フロントホイール。メーターは180km/hフルスケール。

また、フロントホイールの大きさが19inchなのが最たる判別ポイントです。

汚れは酷いですが、色々と手を入れてありました。

f:id:glbt_2010:20200315091809j:plain

オドメーターは35,000km。速度計は180km/h。

フロント足回りは空気併用方に交換されていました。

f:id:glbt_2010:20200315091803j:plain

制動装置(ブレーキ)は老舗のブレンボ。ゴールドキャリパー。

f:id:glbt_2010:20200315091822j:plain

ホースもステンレスメッシュホースに換装済みでした。

刀を語る上で忘れてはならないフロントビュー。

f:id:glbt_2010:20200315091828j:plain

この狭い風防。スクリーンに身体を潜り込ませて最高速200kmオーバーに挑んだ方は数知れず。因みに当該車輌は方向指示器が変更されています。

昭和60年前後から35年を過ぎた車輌。当時からの変化はフロントホイールの直径。19inchから16inch。そしてハンドル形状も多少ですが、ローダウンした処でモデルチェンジをしてしまい、ファンには惜しまれつつ、750ccバージョンは消滅。代わりに国内販売上限撤廃が90年辺りに施工され、1100ccが国内でも購入出来る様になり、街中は1100ccだらけ。最終販売型(ファイナルエディション)は販売当初からの泣き所。

フレームの補強。

ブレーキ周り強化。

タイヤの構成。フロントがチューブ式。リアがチューブレスの不条理設計が前後共チューブレス設定。

に変更されました。

値段こそ付いていませんでしたが、整備されてタグが付いたら瞬く間に売れてしまうのは必須。どんな方がオーナーなるのでしょうか。