親の形見…。

2月の連休の際に他界した母親の形見整理をしていたら万年筆が出て来ました。
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母親が使うつもりでいたモンブランの未開封・未使用セットは父親が使っている以外の万年筆は60年近く使って居たので傷みが著しく、再利用をするにも修理も適わなかった(店&メーカー側が対応拒否)ので諦めて廃棄したので筆記具は一切無いもの…と思っていましたが、何気なく開けたキャビネットの奥の方から3本程出て来ました。

写真・一番上の品はパーカー21というモデルで、インクの補充はコンバーター(スポイト)式でカートリッジは使えない型式です。
真ん中の品(パーカー)と下の品(シェーファー)はコンバーターとカートリッジ併用式です。
家にあったインク(瓶詰め)にペン先を浸けて試し書きすると字体は上の品が中字。それ以外は細字でした。

最近、書類の記載にボールペンよりも万年筆を使ってみたくなったので、先日補充インクを購入しました。実家最寄りの文具専門店に赴き、インクを求めました。
購入したのはパーカーの純正ではなく、ペリカンという万年筆メーカーのインクです。
ネットでの評価を見ると「メーカーを機種を選ばず馴染む…。」というレポートがあったのでペリカンを選んだ次第です。
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63cc弱で¥1,080.-でした。
汎用性(互換性)が高いらしく、万年筆メーカーを問わず使用可能というコピーの如く詰まりや膠着は発生しません。当初はパイロットからデリバリーされている「色雫」と言うブランドの「朝顔」インクを購入するつもりでしたが人気商品故に完売状態。
パイロット 万年筆インキ






諦めてペリカンのインクを購入しました。

一昨日定期検診の帰り道立ち寄った御茶ノ水の文具の殿堂「丸善」で万年筆コーナーのショーケースに「朝顔」を見付けた時には凹みました。

閑話休題
さて、ペリカンのインクの凄い所。
「かすれ」気味の万年筆(前出写真、真ん中の品)のペン先を浸けて書き出すと書き味が復活します。
購入価値はありました。

手触りとしては写真・真ん中の品がダントツに佳いのですが、難点は書き出しても直ぐに「かすれ」る事。出張等にインクを持って歩いて何かの拍子に容器が破損(砕け)して鞄の中をインクだらけにするのは戴けないので写真下の細身のシェーファー。事務所ではパーカー(写真上)を用いております。

因みに、写真真ん中のパーカーとシェーファー。手元にあっても使う機会は極めて少ない…と、思い、超音波洗浄機でペン先とキャップ部分を洗浄して保管処理しました。

以前お世話になっている先生の助手さんから3年前、誕生日祝いに頂戴した万年筆タイプのボールペン(中太字)があるのですが、
パーカー ボールペン 5th アーバン プレミアム パールメタルCT






インクの蒸発量が予想外に早いので事務所で保存しております。