名古屋に単身赴任している知人を見舞いがてらトヨタが経営管理している「トヨタテクノミュージアム・産業技術記念館」を見学しました。
ミュージアムの入口を潜ると最初にトヨタの起源とも言える織機が出迎えてくれます。
「環状織機」と呼ばれる品です。
その後「豊田自動織機」の主力織機機械が展示されている上に現在でも稼働します。手入れもさることながら、構成される部品の維持を考えると保全に努めている方々に敬意を表さざるを得ません。
織機のエリアを出ると自動車。
フォードの車体から倣って造った「トヨタスタンダードセダン」の製作風景を復元しているエリアから始まります。要所要所でオペレーターの方が説明・案内してくれます。
知人は何故こんな作業を?という疑問が後から後から沸いて出るみたいで、オペレーターの方と二人掛かりで説明してやっと納得していただきました。
博物展示ブースに出ると現存(トヨタが所有する生産1号車)する車輌(完成車)が展示されています。中には寄贈された車輌もあるとか。
昭和の時代、高級車として活躍した「トヨペットクラウン」
ファミリーカーの先駆け「カローラ」
汎用スポーツクーペの先駆け「セリカ」
バブルの入口で活躍…一世を風靡…したハイエンドサルーンクーペ「ソアラ」
和製カウンタックと表された「セラ」トヨタが扱った車輌で唯一ガルウィングドアを採用した車輌。
天井部分までグラスハッチだったのですが、熱対策を施さずデリバリーされた1型はユーザーが天井部分にウィンドフィルムを貼付して熱対策を講じないと夏場車内はクーラーが効かない上にカセットテープ(当時はCDやMD。I-Podなど無い時代)が伸びてしまい聞けなくなる上にデッキのローラー部分にテープが貼り付きを起こしていました。
発売半年経過したくらいに「2型」として天井部分のガラスは熱吸収ガラスに急遽変更となりました。女性ユーザーを狙った車輌ですが、ガルウィングドアが魅力の車輌故、当時スーパーカーに憧れた世代に迎合されました。
因みに、当時の車輌というのは5MTメイン。4速ATがオプションとして選べた時代でした。
開発コンセプトは狭いところ…デパートの駐車場等…で隣の車にドアをぶつけずに乗り降りが可能というのがセールスポイントでした。
一通り観た後にお土産コーナーでトヨタが世に知らしめたスポーツマシン「TOYOTA2000GT」のグッズを探してエンブレムキーホルダーとエンブレムピンバッジを購入しました。復刻版カタログを買おうとしましたが入れ物…ホルダーケースというか、鞄…を持ち合わせなかったのと、価格が高額だったので諦めました。
博物館を観るだけで1日時間を費やし、時計を観ると18時を回っていたので夕飯に。
手羽先の食せる店を探して3軒目。予約無しで受け入れてくれる店を見付け、入店。
思う存分手羽先を食し、最後は卵スープでフィニッシュ。
24日は朝8時過ぎの新幹線で帰路に就きました。
取り急ぎ、御報告までに。