清掃実施…。


R100RSのブレーキキャリパーを清掃しました。
ゴミ等が酷かったのですが、それ以上に周辺固定部品が所々サビてました。
左右のキャリパー内部の写真を撮るつもりでしたが、左右のキャリパーを繋いでいるパイプは銅管なので無理にコジってしまうと破損してしまうので作業も慎重にならざるを得ません。
只参ったのはパッドピンの脱落防止リングがあるのに気付かず、固くて抜けないのでハンマーで軽く叩きながら抜いたことです。

で、パッドピンですが、以下の具合でした。
まずは右側です。
IMG_0010_キャリパーピン右IMG_0009_キャリパーピン右
上が清掃前。下が清掃後です。
IMG_0014_キャリパーピン右清掃後IMG_0013_キャリパーピン右清掃後
肌荒れが酷いのでワイヤーブラシで汚れを払ってから仕上げ用のオイルストーンで表面をなるべく均一に仕上げます。本当は耐水ペーパーで処理つもりでしたが何故か行方不明…。致し方なく処理を一つ飛ばしてワイヤーブラシ→オイルストーンとなった次第です。

次に左です。
IMG_0017_キャリパーピン左IMG_0016_キャリパーピン左
上が清掃前。下が清掃後です。
IMG_0018_キャリパーピン左清掃後IMG_0019_キャリパーピン左清掃後
右も同様に仕上げ処理を施します。
左側のキャリパーを覗いて発見したのがパッドスプリングの台座部分にサビが…。
IMG_0015_キャリパーピン左ピン台座サビ
ブレーキグリスを軽く塗布してサビを拭います。

肝心要のパッド裏面とキャリパーピストン面ですが、グリスが固着していたので歯ブラシにブレーキクリーンを着けてブラッシングです。清掃後はパッド裏面とピストンの接地面には薄くブレーキグリスを塗布しました。

キャリパーにパッドを収めてパッドピンで固定するのですが、パッドピンを収めるキャリパーボディー部分は貫通構造になっているので、高さを合わせないとイビツになってしまいます。
その為、ノギスで高さを合わせて調整しました。
IMG_0020_キャリパーパッドピン
元通りに組み付けてフォークマウントにキャップボルトで固定してトルクレンチでトルク管理をすれば完了です。
IMG_0021_キャリパー右IMG_0022_キャリパー左

で、テスト走行ですが10km程走りましたが鳴きは出ます。音の規模は減りました。
後は馴染むまで無理に走らないことにします。

取り急ぎ、ご報告までに。